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耐震への取り組み

東日本大震災により被害に遭われた皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。
被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

今回の震災では地震や津波の被害に加え、天井落下事故が多数発生しました。
東北地区だけでなく首都圏でも大きな被害が発生しています。
一方で、天井の耐震対策を施した建物 ~KIRII耐震天井採用物件では落下事故は発生していません。
私たちは、命を守り、生活を守るため、天井の耐震化の大切さを多くの人に伝えたいと思っています。

天井(非構造部材)の地震対策

天井の構造

建物の多くが「つり天井」構造です。

天井裏には空調・照明・換気などの設備があります。また、断熱・遮音・吸音材なども組み込まれています。これらを収容し、その性能を維持・保持するために「つり天井」構造が採用されているのです。

「つり天井」は、天井裏のコンクリート部に金属製のボルトを装着し、ハンガー・野縁受け・クリップ・野縁などを組み合わせて格子状の骨組みを作り、表面を石膏ボードなどで仕上げた構造となっています。

ショッピングモールや工場などの大規模空間を持つ施設をはじめ、多くの建物が「つり天井」構造となっています。

地震時に天井はどうなるか

「つり天井」はブランコのように動きます。

天井の重さは一般的に1平方メートルあたり7~60kgほどで、500㎡の広い天井では全体で3.5~30トン位の重量にもなります。

地震時にはそれがブランコのように揺れ動きます。各部材に不規則な力がかかって変形したり、端部が建物本体や壁などに衝突します。

壁と衝突して端部から壊れます。

壁に衝突した衝撃で天井の端部から壊れ、落下してしまいます。
また、揺れや衝撃で各部材が変形し、結合部分が外れてしまうこともあります。

天井落下対策のポイント

以下の3つのポイント全てを行うことが重要です。

KIRII耐震天井は3つのポイントをクリアしています。 KIRII耐震天井シリーズ

3つのポイント“全て”が必要な理由

クリップなど
パーツ強化
ブレースの
取り付け
クリアランスの
設置
性能
設計時に想定した震度の揺れでは破損・落下しない。(耐震天井)
× 落下の危険性は少ないが、壁際が破損する恐れがある。
× 天井の揺れは防げず、壁に衝突して破損・落下する恐れがある。
× × 多少の落下防止効果があるが、壁際が破損し落下する恐れがある。
× ブレース付近の金具に力が集中し、破損する恐れがある。
× × 部材に力が集中して、通常より破損・落下しやすくなる。
× × 壁への衝突は防げず、破損・落下する恐れがある。
× × × 従来の天井であり、破損・落下する恐れがある。

天井落下対策Q&A

地震で天井が落ちたので、吊りボルトを短くして復旧したが問題ないか?
吊りボルトの長さが10cm程度でも落下した事例があります。ふところの長さに関わらず落下対策は必要です。
地震で天井が落ちたので、ブレースを追加して復旧したが問題ないか?
ブレースを追加した部分に力が集中するので、周辺の部材の補強も必要です。
各部材を強化・補強するだけではだめか?
それだけでは不十分です。例えば、クリップをビス止めしたり、補強するだけでは天井が揺れ動くことは防げません。
中小規模空間(500㎡未満)では落下対策の必要はないか?
狭い空間でも天井材が落下した事例は多くあります。広さに関わらず落下対策は必要です。
軽い素材(例:膜天井)を採用すればよいのでは?
軽いので耐震対策が容易で、膜が落ちても怪我しない、というメリットがあります。
但し、コスト高になる、断熱性に劣るためエネルギー効率が悪い、吸音・遮音性に劣るため空間性能が悪い、下地材落下の危険性は残る、というデメリットがあります。
「天井無し」にすればよいのでは?
コストが掛からない、落下の可能性もない、というメリットはあります。
但し、意匠性に劣る(配線・配管などが剥き出しになる)、断熱性に劣るためエネルギー効率が悪い、吸音・遮音性に劣るため空間性能が悪い、というデメリットがあります。
建築確認や点検では天井材の落下防止対策はチェックしないのか?
国交省の技術的助言(国住指第1427号)では、設計図書や写真などによるチェックを求めています。
落下対策は設計者や施工者の問題で、施主や発注者などには関係ないのか?
定期報告制度で調査・報告の義務を負っているのは建物の所有者・管理者・占有者です。

KIRIIの耐震天井への取り組み

耐震天井の導入事例
文教施設 交通施設 公共施設 商業施設
地震大国と言われる日本で耐震性のニーズが高まる中、業界随一の研究開発力によって完成した「KIRII耐震天井」は、震災時の避難場所となる体育館、重要性の高い駅舎や管制塔などの公共施設に採用されています。
実証試験に基づいた強度確認

当社では、「個々の部品についての試験」から「実物大に組み上げた天井のモデル試験」まで幅広く試験を行っております。数百ケースにも及ぶ多種多用な試験の結果から、どこがどのように壊れていくのか、壊れやすいのかを確認し、地震時必要な性能を追求してきました。

耐震天井普及活動

「耐震天井」をより多くの皆様に知っていただくため、全国各地の展示会へ積極的に出展しています。また、高い安全性を求める皆様(自治体や公共機関等)へは直接訪問し、詳細に説明させていただいております。
日本耐震天井施工協同組合(JACCA)主催の「耐震天井セミナー」にも協力し、耐震天井の普及活動に注力しています。

耐震への取り組み

  • 事業継続計画のために
  • 導入事例1 文教施設
  • 導入事例2 交通施設
  • 導入事例3 公共施設
  • 導入事例4 商業施設

わかる!V字理論

耐震天井の肝となるのが、「ブレース」とよばれる補強材です。
これを「V字」型に施工するのには、深い“わけ”があるのです。

詳しく読む(PDF)

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