テナントのBCPをバックアップ システム天井でオフィスの地震対策

意匠・構造・設備が融合した超高性能オフィスビル

2022年7月、東京都港区港南二丁目に誕生した地下1階・ 地上12階建てのオフィスビル「oak港南品川」。 意匠・構造・設備が融合した高付加価値の実装と生産性の効率化を目指したオフィスビルです。

- 意匠
外装デザインに外殻構造が採用されています。ガラスカーテンウォールとそこへリズミカルにパターン配置されるPCa板ユニットが目を引きます。

- 構造
地震時における高い安全性を確保するため、Sグレードの耐震性能を実現する免震構造が採用されています。 また意匠に大きなインパクトを与えている外殻構造によってオフィス空間の無柱化を実現させています。

- 設備
明るさセンサー付きLED照明や自然換気システムの導入、さらに、テナント企業のBCP(事業継続計画)をバックアップする72時間10VA/㎡の電力供給が可能な非常用発電機が設けられています。

PCa造の梁・柱の建方で、建設作業時の生産性向上も図られました

無柱空間の開放感溢れるオフィスに

フレキシビリティが高く効率的に専有面積を確保できるように、外殻構造を活かした無柱空間でのオフィスが計画されました。
この外殻構造によってPCa柱が室内に突出せず、カーテンウォール部分も含めて天井端部が一直線に納まることでシンプルですっきりとした印象の空間が実現しています。

ワンフロアおよそ325坪のオフィスは開放感のある無柱空間となっている

耐震性・施工性・意匠性を備えたシステム天井で地震対策

オフィスは多くの人びとが企業活動を行う場所のため安全性の確保が必要であること、そして快適性や生産性向上のためにフレキシビリティが求められます。このことから天井には、耐震性・施工性・意匠性をバランスよく備えたシステム天井工法が取り入れられました。

そして、耐震天井のパイオニアとしての実績、実力への信頼から、当社の『耐震Power eグリッド』が採用されています。

『耐震Power eグリッド』は、仕上材の取り外しが簡易でありパーティションの移動も可能です。メンテナンス性にも優れているため、オフィスビル等に向いている工法です。また、天井システムがモジュール化されているため、工期短縮も図ることができます。

縦横600mmピッチのTバー構成が間仕切のフレキシビリティを向上させる
すっきりとシンプルに見える室内空間の天井裏に、確かな地震対策が納まっている

お客様VOICE

株式会社大林組 佐藤怜 様

耐震天井としての実績、信頼があることから桐井製作所の天井を選びました。
引き続き、高い信頼性のもと、高品質な製品開発をお願いいたします。

導入に関する情報

建物構造
鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造(免震構造)
工事時期
2020年~2022年
導入した製品
耐震Power eグリッド

物件情報

施設名:oak港南品川
場所:東京都港区
https://osre.co.jp/rent/pdf/minato_chiyoda_chuo/id015.pdf

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